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twitterでたまたま拾ったのをきっかけに、「動物化、亡霊化したメディアの行く末」というアグレッシブなタイトルのイベントに行ってきた。(twitterのハッシュタグも #動物霊 という…笑)

メディアビジネスに詳しいわけでも強い興味があるわけでもなかったのですが、普段とは違った切り口で深く世界を洞察している人たちに会ってみよう、くらいの軽い気持ちでしたが、結果的には行ってみてよかった。

メディアの社会的意義とこれからのトレンド

第一部、プレゼンテーターを務めていた石田健さんの話から。

メディアの社会的意義とは、「自由で正しい知識の生産」と「平等な流通」によって社会に適切な意思決定材料を供給すること、とのこと。

「知識の生産」を担うパブリッシャーは「お金が多く集まるほど生産できる知識が増える」という構造に拠って立ち、「平等な流通」を担うプラットフォーマー(google, faecbook)は「膨大なユーザー基盤を作ることが力になる」という構造にある。

そしてそれぞれの立場で、いかにビジネスとしても成立させるか、という戦いをしている。

それを踏まえて。今後のトレンドとして、
①ソーシャルとニュースの分断
②課金メディアの増加
③コミュニティ化と社会的分断
という見立てをしていた。

「社会」の情報流通と「組織」の情報流通の相似形

今回、メディアの話を聞きながらも、自分の頭のなかでは「組織内の情報流通」に置き換えながらずっと話を聞いていた。

社会の情報流通がインターネットによって変わっていったように、企業内の情報も基本的には脱中央集権化がますます進んでいくと思うし、より促していきたいと個人的にも思う。

そのときに、「社会」が直面している状況、そこから生まれてくる課題、その解決策、などを見ることで、「組織」に対しても示唆が得られる。

「組織」で起こりうる変化

さきほどの3つのトレンドを考えてみると。

①ソーシャルとニュースの分断
③コミュニティ化と社会的分断
組織を「情報を流通させる最適な大きさ」と捉えると、この2つのトレンドは、組織それ自体が「狭く濃いつながり」に促されていき、「組織ネットワーク内での分断」を推し進める方向になるのでは、と感じる。
だからこそ、組織とは違うレイヤーにある「人」の多様性・流動性が担保されているほうが、結果的に「組織」の生存戦略として筋が良くなりそう。

②課金メディアの増加
これは、「情報発信元への信用の高さ」がお金で可視化されと読み替えられる。
その中でも、noteみたいな多様な書き手への発信がお金のインセンティブによって促進される仕組みは、企業内でもうまく設計できたとしたら、良質な情報が組織内で生き残る仕組みに出来るのかもしれない。


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