BLOG

個人のキャリアのPLとBS

経営において、PL(損益計算書)だけではなくBS(貸借対照表)を見るべき、言い換えれば「お金の出入り」だけではなく「お金を生み出す力」を考えることが必要、という話があります。
個人のキャリアを考えてみたときにも、「PLの観点」と「BSの観点」を両面から考えることができます。

色んな「無形資産」の種類

このテーマを考えるときにさけて通れないのがリンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」。もはやビジネスの世界では一般教養というレベルにまで読まれています。
この中で、個人の資産を「有形資産」(=お金に関するもの)と、「無形資産」(=生産性、健康、変身)に分けて捉えています。

個人的には、この本が書かれた2016年よりも、さらにこの傾向は顕著になっているように感じます。特に、中央集権→分権化という流れが様々な面で現実味を帯びてきている中では、個に紐づく資産の価値が益々高まっていくのだと思います。

例えば、認知度(もしくはブランド)、実践経験、価値観を共有した人脈、みたいなものが上げられます。

多様なプロジェクトの「履歴」が価値を生む

その中でも、「共通のプロジェクトに取り組んだことがある」という「プロジェクトの履歴」は特に重要になっていくのでは、と思います。

これは「人脈」と「ブランド」の掛け合わせ、みたいなものになります。自分が過去に一緒に仕事をした中で「信頼できるAさん」がいたとして、その先にいる「Aさんが信頼するBさん」であれば、かなりの確度で信頼が置けるようになります。

情報がますます透明化・分散化していくと、信頼できる情報ソースの価値が高まっていきます。だからこそ、自分の実体験を共有している、ということの価値が相対的に高まっていくのだと思います。